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超音波画像診断装置(FC1)

超音波検査は内科や産婦人科の診療では以前から利用され、実際に検査を受けたことがある方も多いと思われます。近年の超音波画像診断装置は画像のデジタル化、高周波化によりノイズが軽減し高画質な画像が得られるようになりました。それに伴い整形分野でも超音波を利用した診療が注目を集めています。その他、手術をひかえた心臓に持病をお持ちの方などに対して心臓の超音波検査を行うことがあります。

超音波検査の特徴

  1. X線ではわからない軟部組織の検査に用います。超音波ではX線画像ではうつらない筋肉や腱、じん帯の損傷、内出血や軟骨、軟部腫瘍等の抽出に優れ、組織の炎症も観察できます。
  2. 患者様には診察室で患部や心臓部にゼリーを塗り超音波発信機をあてて損傷部や心臓の動きをモニターに映し患者様と一緒にモニターの画像を見ながら診断することが出来ます。
  3. 検査による痛みが無く、被ばく等の身体に与える影響も無いので、小さなお子様や妊婦の方、ご高齢の方など何度でも安心して検査を受けること出来ます。
  4. 超音波診断の他には無い大きな特長として(動きを診る)ことが出来ます。X線検査やMRIでは患者様は検査中動くことが出来ません。しかし超音波検査では体を動かすことにより動的異常の評価や患者様に体を動かしてもらいどの動きで筋肉やじん帯、関節などに痛みが出るのかなどの原因をリアルタイムで確認することが出来ます。そのため心臓の動きもそのまま観察でき心臓壁の厚さ血流などもリアルタイムで観察できます。