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研究・活動・実績

骨粗鬆症・サルコペニア・リエゾンサービスチーム

当院では、1991年より骨粗鬆症に対するチーム医療を開始しました。
近年、骨粗鬆症とサルコペニアとの関連が注目されていることを受け、『骨粗鬆症・サルコペニア・リエゾンサービスチーム(Osteoporosis Sarcopenia Liaison Service、OSLS)』としてチームを組み、多職種のスタッフが連携し、より実効性のある骨粗鬆症とサルコペニアの予防と治療の普及をめざし、日々研鑽を積み重ねながら、最先端の医療の提供に貢献しています。
骨粗鬆症の患者さん向けに当院が作成した「こつこつ手帳」を配布しております。

※リエゾンサービスとは

リエゾンとは「連絡係」と訳され、診療におけるコーディネーターの役割を意味します。

その目的は、最初の骨折への対応および骨折リスク評価と、新たな骨折の防止、また最初の脆弱性骨折の予防であり、サービスの提供対象は大腿骨近位部骨折例、その他の脆弱性骨折例、骨折リスクの高い例や転倒リスクの高い例、高齢者一般です。

すでに英国、豪州、カナダではこのようなサービスが実施され、多職種連携による骨折抑制を推進するコーディネーターの活動によって、骨折発生率が低下し、トータルでは医療費も少なくて済むことが報告されています。

(引用:日本骨粗鬆症学会ホームページ)

専門スタッフの紹介

私たちは骨粗鬆症・サルコペニア・リエゾンサービスチームのメンバーです。
現在、日本骨粗鬆症学会が認定する日本骨粗鬆症学会認定医が3名、骨粗鬆症マネージャー資格を取得した専門スタッフ(看護師5名、理学療法士2名、診療放射線技師1名、管理栄養士1名)が9名の他、各部署にリエゾンサービスに携わるスタッフを配置し計18名で活動しております。(2020年5月更新)
骨粗鬆症のことならなんでもご相談ください。

※骨粗鬆症マネージャー制度とは

「より一層充実した骨粗鬆症の予防、診断と治療とを提供し、また広く社会啓発活動を行うことで、超高齢社会における健康格差の縮小と健康寿命の延伸に貢献することを目指し、学会として「骨粗鬆症リエゾンサービス」(Osteoporosis Liaison Service、OLS)の役割を担う、骨粗鬆症に関する知識を有するメディカルスタッフを専門スタッフとして認定する制度」

(引用:日本骨粗鬆症学会ホームページ)

こつこつ手帳の歩み

リエゾンサービスの一環として当院オリジナルの「こつこつ手帳」を作成し、骨粗鬆症の検査を受けられた患者様にお配りしています。
「こつこつ手帳」の内容は、骨粗鬆症の基礎知識を始め、必要な検査やお薬の情報、栄養や運動のことなど患者様に必ず役立つ手帳となっています。

1995年こつこつ手帳第1版
2002年こつこつ手帳改訂第2版 転倒・骨折予防を追加
2014年こつこつ手帳改訂第3版 新規薬剤など新ガイドラインを追加
初版
第2版
第3版