病院からのお知らせ
2025年9月12日(金)~14日(日)の3日間、千葉県・幕張メッセ国際会議場にて 第27回日本骨粗鬆症学会学術集会 が開催されました。当院からは片平理事長をはじめ計3名が参加し、研究発表を行いました。本学会のテーマは 「骨を活かし、骨と生きる」。骨は運動器として身体を支えるだけでなく、内分泌臓器としてミネラル・エネルギー代謝にも深く関与しています。高齢社会において「骨を長く活かす」こと、そしてその恩恵によって「骨とともに健康に長生きする」ことを目標に、活発な議論が交わされました。
当院発表演題
•l「当院におけるアバロパラチド投与の検討 ― 骨密度および骨構造指標、骨代謝マーカーに対する効果 ―」
片平弦一郎(日本骨粗鬆症学会認定医)
•l「SERM製剤5年投与患者における骨密度・骨構造指標(TBS・HSA)、骨代謝マーカーの変化」
秋庭貢太郎(診療放射線技師/骨粗鬆症マネージャー)
•l「アバロパラチド自己注射導入時の指導を振り返って ― 自己注射を終えた患者アンケート調査から見えてきたもの ―」
澤井真佐子(看護師/骨粗鬆症マネージャー)
骨粗鬆症マネージャー資格誕生から11年が経過し、全国には経験豊富なベテランマネージャーが増えてきました。本学会においても、シンポジストや講演講師として活躍するメディカルスタッフの姿が多く見られ、その講演内容には日常業務で抱える悩みや疑問を解決する多くのヒントが散りばめられていました。また、近年の動向として、AIを活用した研究発表や、より簡便に骨粗鬆症を評価できる新規デバイスの開発に関する報告などもあり、大変注目を集めていました。
今回の学会発表を通じて得られた知見を、今後の診療および患者支援に積極的に活かしてまいります。
